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クロスバイク シルヴァF24のハンドルをプロムナードバーに変更してみた

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筆者が乗っているシルヴァF24はフラットバーのクロスバイクで乗り始めた頃から腕の痛みに悩まされてきました。

エルゴングリップやバーエンドバーを設置しある程度、軽減出来たものの一時間以上走っているとやはり腕が最初に疲れ次第に肩や首にも負担がかかるようになりました。

体幹に力を入れペダルにも荷重がかかるようなきちんとしたフォームで走ればそのような痛みも出にくいと思いますが僕はゆっくりとある程度脱力しながら走りたいなあという願望がありプロムナードバーを試したくなった次第です。

ということでまずはハンドル選びから始めたのですが、変更する際の注意点や費用、ハンドルを変えた後の乗り味などの感想を書きたいと思います。

プロムナードバーに変更するメリット

プロムナードバーとは要はママチャリに良く付いている手前に湾曲した形のハンドルですね。カモメハンドルと呼ばれる場合もあるようです。

フラットバーからプロムナードバーに変えることによって以下のようなメリットがあると思います。

  • グリップを自然な手の握り方が出来る
  • ハンドルが近くなるので前傾姿勢が緩和される
  • アップライトになるので呼吸が楽になる

要は乗車姿勢がママチャリに寄るってイメージで良いと思います。

プロムナードバーの選び方

どのプロムナードバーにするか

僕はパーツを持ち込んで自転車店で変えて貰うようにしたのでまずはネットでバーを検索して選んでみました。

amazonで「プロムナードバー」で検索すると主に上の三つの商品が出てきますが車体が黒のためハンドルも黒にしたかったので色々悩んだ結果、一番上の「ビーム プロムナードバー」にしました。

シルバーだったら日東のハンドルがかなりバリエーションあるので値段を考えなければ色々選べそうでしたが。

で、商品説明や画像だけではイメージしにくく選びにくいところですが以下の点に注目しました。

  • ハンドル幅の長さ
  • ライズ(=ハンドルの高さ)
  • バックスウィーブ角度(=ハンドルが上に向かっている角度)

また商品名で画像検索すると実際に使用している人の画像が出てくることがあるのでそれらも活用するといいと思います。

ハンドル交換をする前に確認すること

ハンドルを交換する前に規格などを事前にチェックしておきます。

(ハンドル)クランプ径

ハンドルの径の長さをクランプ径と呼びますがこれが合ってないと取り付けが出来ませんので必ず確認ですね。僕のクロスバイク、シルヴァF24のクランプ径の長さは25.4mmでエントリークラスのクロスバイクはこのサイズが多いようですが失敗したくないので僕はメーカーに直接問い合わせしました。

そして自分の自転車のクランプ径がわかったら同じサイズのクランプ径のハンドルを購入します。例えば自分の自転車が25.4mmのクランプ径とわかればクランプ径25.4mmと表示してあるハンドルを購入します。

シフトワイヤーとブレーキワイヤー

ハンドル交換をする際にブレーキワイヤーとシフトワイヤーの長さが今のままだと足りなくなる可能性があります。

これはやってみないとわからないですがハンドル交換のみで済む人もいれば僕のようにシフトワイヤーやブレーキワイヤーが足りなくなり交換が必要になる人もいます。

ハンドル交換をする際、自分でやるかお店に頼むか選ぶことになりますがハンドル交換のみで済めば難しい作業ではないのですがワイヤーが足りなくなると一気に難易度が上がるのでそこら辺も考えておくと良いと思います。

ハンドルとシフターやブレーキとの相性

僕のクロスバイクは変速機とブレーキが一体型になっているものですがシフター部分が干渉して画像のように角度がついてる部分までしか内側に入りません。

その為、グリップ部分が狭くなってしまい既存で付けていたグリップをカットする必要が出てきました。これもやってみなければわからない部分ですがこのような問題も出てくることを記しておきます。

自転車店でハンドルを交換

上記で紹介した「ビーム プロムナードバー」を近所の自転車店に持ち込みフラットバーからプロムナードバーに変更した姿です。見た目も個人的にはそんなに悪くないと思いました。

工賃はハンドル交換1500円、シフトワイヤー交換1420円×2本、計4520円でした。(ハンドルは約2000円)

他の自転車店でも見積もりしたのですが工賃は上記の値段より2~3割高かったのでたまたま近所の自転車店の工賃が安かったようです。

ハンドル部分はこんな感じ。グリップは前に付けていたエルゴンをそのまま付けましたがこれが以外にマッチしました。

乗ったみた感じは?

乗った瞬間に腕への負担が二割くらい軽減されたことがすぐにわかりました。今までの乗車姿勢より少しマイルドになった感じですが違和感はそれ程ありません。

少しアップライトになりましたが前傾しようと思えば前傾しながら乗ることもでき自分の理想に近づいた気がしました。

その分、(事前に予想していましたが)お尻への負担がその分アップしましたが我慢出来ない程では無いレベルで、この程度なら今のサドル(VERO Plush VL3147)のままでも問題無さそうでした。

更に理想に近づける為に二回目のハンドル交換を行う

「ビーム プロムナードバー」に変えてかなりいい感じでしたが、ここまで来るともっと自分の理想に近づけたくなりました。

「ビーム プロムナードバー」はライズが少ないためハンドル自体の高さはそこまでは変わっていないので僕としては「後、数センチ高く、手前にハンドル位置があった場合どんな乗り味になるんだろう」と半ば好奇心のような思いが出てきてしまい我慢出来ず二回目のハンドル交換を決意します。

二回目に選んだハンドルはギザのNR-AL-21というプロムナードバーでビームのより高さがあるタイプです。

 

またハンドルを手前に寄せる為にステムも短いものに交換しました。

極端に短いステムに変更したのでどうなるか怖さもあったのですが合わなかったらまた変えようと思い、一度極端な方向へ振ってみました。

再度、自転車店に駆け込み完成した姿がこちら。

今回はシフトワイヤーは大丈夫だったのですがブレーキワイヤーの長さが足りなくなりハンドル交換1500円、ステム交換600円、ブレーキワイヤー交換500円×2本で計3000円程かかりました。

ステムは最も短い32mmを選択したので大分ハンドル位置が手前に寄りました。

 

横から。うーんこうして見るとちょっと全体のバランスが悪い気もしますが見た目は二の次ですね。

乗り心地は?

肝心の乗り心地ですがここまで来ると最初のクロスバイクとは完全に違う乗り物になりましたね!

腕への負担は更に減りママチャリに限りなく近いアップライトな姿勢になりました。さすがにお尻への負担もかなり増えましたので今、色んなサドルを試していますが個人的には満足のカスタマイズとなりました。

また走行中の安定感、ブレーキ操作、ギアチェンジなどで不便を感じることは無かったので取りあえず安心です。

スピードは?

乗車姿勢がアップライトになるとそれだけ空気抵抗が大きくなり、足の筋肉の力が発揮されない方向になるので少しだけスピードは下がります。

僕の場合はいつもの感じで走ってても1~3km/h程度遅くなったようです。二回目のハンドル変更してからは前傾姿勢も取りにくくなったことからスピードは上げにくい側面はあります。

ただまぁ今までも特にスピードを求めて走っていた訳では無いので個人的には全く問題無い範疇です。

まとめ:腕、首、肩が疲れてしまう人にはおすすめなカスタマイズ

クロスバイクは標準でフラットバーが付いていることがほとんどですが本当にそれが快適に乗れるものかどうかは人によると思います。

僕の場合はアップライトの姿勢の方が好みだとフラットバーで一年くらい走ってから痛感したので今回のハンドル交換を試しました。

結果的にほぼ自分の思い描いていた乗り味になり今までよりは快適に長距離も走れるようになりましたのでフラットバーの走行に疲れを感じている人は試してみる価値のあるカスタマイズだと思います。

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