ジャイアントはクロスバイクの定番人気モデル、エスケープR3を出していますが4000円違いでCROSTAR(クロスター)というクロスバイクも出しています。価格が近いためエスケープR3と迷う人もいると思いますので今回は二つのモデルの比較しながら検証してみたいと思います。
クロスターの最新モデル(2018)の概要
カラー
ブラック、ホワイト
重量
9.9kg
フレーム
アルミニウム
タイヤ
700×28C
ギア数
前3段×後8段 計24段
価格
¥54,000(税抜)
クロスターのスペックチェック
それではクロスターの重要パーツを見ながらエスケープR3と比較していきます。
フレーム・重量
重量は9.9kgとクラス最軽量を謳っており、この軽さがクロスター最大の特徴と言ってもいいでしょう。¥55,000未満で10kgを切っているクロスバイクは現状無いので軽さと価格で選ぶならこのクロスターが秀でています。
ちなみにエスケープR3は価格¥50,000で10.7kgなのでクロスターの方が800g軽いです。この重量の違いはフロントフォークの材質の違い(エスケープR3はクロモリ、クロスターはアルミ)やサドル、フレーム設計の違いから生まれているようです。
タイヤ・ホイール
クロスターのタイヤは700×28CとなっているのでエスケープR3とサイズは一緒です。使われているタイヤメーカーもKENDAという共通のメーカーですが型番が違います。クロスターのタイヤはどちらかと言うとスリックなタイプのタイヤで、エスケープR3のタイヤは溝があるタイプになります。
わずかな違いですがエスケープR3よりもスピードを求めた仕様のタイヤと言えそうです。
ギア関連
クロスターもエスケープR3も前3段、後8段の計24段でギア比も同じです。違うのはまずリアディレーラー(後ろの変速機)がクロスターの方が1グレード高いアセラを仕様していることと、シフトレバーもクロスターの方が少しいいモデルが付いています。
特に後ろのギアの変速は頻繁に使用する重要な部分です。なのでこの点に関してはクロスターの変速性能はこの本体価格にしてはかなりお得な印象です。
ブレーキ
ブレーキセットは両方ともTEKTRO RX1という共通のVブレーキが使用されています。Vブレーキは良く止まるので制動力に特に問題は無いと思います。
サドル
クロスターのサドルはエスケープR3よりも細めでスポーティなタイプになっています。エスケープR3は厚めで快適性も重視している印象です。
クロスターとエスケープR3の違いを整理
クロスターとエスケープR3の違いをまとめます。
価格はクロスター¥54,000 エスケープR3¥50,000と4,000円の違いがあります。
4000円の違いで以下のスペックがアップしています。
- 800gの軽量化
- フロントフォークがクロモリからアルミへ
- 後ギアの変速性能がアップ
単純に800g軽量化されただけでも4000円の価値はあると思いますが、それに加え使用頻度が高い後ギアの変速性能が上がっているので4000円でこれだけスペックアップされていればかなりお得と言えるのはないでしょうか。
まとめ 予算が許せばクロスターはかなりお得
クロスターとエスケープR3は基本的には付いているパーツも同じ箇所が多く構成が似ていますが4000円で十分なスペックアップがされています。エスケープR3もスポーティなクロスバイクですがクロスターよりスポーツ性能を追求した仕様で軽快な走行が可能でクロスバイクでガツガツ走っていきたい人にオススメなモデルとなっています。