クロスバイクのエントリーモデルは各メーカー共、大体5万円前後くらいから発売されています。この価格帯はコストパフォーマンスが良いモデルが揃っていて初めて買うクロスバイクに最適とも言えます。今回はその中でも定番かつ人気のクロスバイクをピックアップし簡単な特徴を紹介します。
GIANT ESCAPE R3(ジャイアント エスケープR3)
GIANT(ジャイアント)は世界最大の自転車メーカーで、コストパフォーマンスがずば抜けて高いメーカーだと評価を受けています。ESCAPE R3はそんなジャイアントの特徴をそのままに表したクロスバイクでエントリークラスのクロスバイクの中では定番中の定番車となっています。
この価格帯では最軽量の重量(10.7kg)で実売4万円台とコスパ最高クラスのクロスバイクです。人気が非常に高いため人と被ってしまうのが嫌な人はあえて避けることもあります。
定価(税抜き):¥50,000
重量:10.7kg
タイヤ:28C
ブリヂストン CILVA(シルヴァ)F24
国内最大の自転車メーカーのブリヂストンが出しているクロスバイクです。シンプルかつお洒落なデザインとなっていて街乗りや買い物にはうってつけと言えます。またライト、鍵、スタンドが標準でついているで余分な買い足しは無しでそのまま乗ることが出来ます。パーツのほとんどはシマノ製にもかかわらず価格は抑えられているのでコストパフォーマンスに優れた一台と言えます。3年間盗難保障がついているのも安心出来ます。
定価(税抜き):¥52,800
重量:12.5kg
タイヤ:32C
シルヴァF24の詳しいレビューは下の記事でしています ブリヂストンのクロスバイク、CILVA(シルヴァ)F24、2017年モデルを半年程度が経ちました。今回はシルヴァF24の良かった所などのレビューをつらつらと書いてみたいと思います。ちなみ ...
クロスバイク、シルヴァF24を半年乗ってみた感想
Bianchi CAMALEONRETE1(ビアンキ カメレオンテ)
Bianchi(ビアンキ)はイタリアの老舗メーカーで国内外でとても知名度があるメーカーです。チェレスタと呼ばれる独特の緑色をシンボルカラーとし、このチェレスタの魅力に惹かれ購入した人も多いと思います。カメレオンテはビアンキの代表的なクロスバイクで品薄になりやすい程、人気があるクロスバイクです。
またカメレオンテはスポーツタイプというよりはお洒落でブランド感があるクロスバイクだと思います。エントリークラスととしては値段は高めですが人気が高い定番クロスバイクのため今回のリストに加えました。
定価(税抜き):¥69,000
重量:10.8kg
タイヤ:28C
GIOS MISTRAL(ジオス ミストラル)
GIOS(ジオス)はイタリアの老舗メーカーでジオスブルーと呼ばれる色鮮やかな青色をシンボルカラーにしています。クロスバイクMISTRAL(ミストラル)はエントリークロスバイクの定番車で主要パーツをシマノ製で揃えつつも実売価格は5万円弱と値段と性能を両立させたクロスバイクになっています。この価格帯のクロスバイクではジャイアントエスケープR3と1,2を争うコスパが良いクロスバイクです。
定価(税抜き):¥51,000
重量:10.8kg
タイヤ:28C
Louis Garneau TIREUR(ルイガノ ティラール)
Lois Garneau(ルイガノ)はカナダのメーカーでポップな色使いでお洒落なクロスバイクをリリースしており女性からの人気も高いメーカーです。ルイガノのクロスバイクはシャッセというモデルが人気ですが6000円違いでこのTIREUR(ティラール)というモデルもリリースしています。
このティラールの見た目だけではなくこのクラスのクロスバイクでは少ないシマノ製のホイールを使用しています。もちろんクランクやブレーキなど他の駆動部分に関してもほぼシマノ製で統一されているのでスペックも十分と言えます。またカラーも6色展開しており好みに合う色を見つけられそうです。
定価(税抜き):¥58,000
重量:11.7kg
タイヤ:28C
TREK(トレック) FX1
TREK(トレック)はアメリカの大手自転車メーカーでロードレースの大会でも好成績を残し自転車作りには定評があるメーカーです。トレックのクロスバイクはFXシリーズをリリースをしており数字が大ききなる程グレードが上がります。FX1はエントリーグレードではありますが2018年モデルからは上位のモデルと同じフレームの素材を使用しており軽快な走行が期待出来ます。またタイヤは35Cかつハンドルが高めなポジションなので初めてのクロスバイクでも違和感無く乗れそうです。
税抜き45000円のエントリーモデルだけあって駆動系のパーツはシマノ製では無いものの方が多いので耐久性に不安はありますがトレックを扱っているお店はトレックが認可しているプロショップに限定されているので何かあってもアフタフォローが効くので安心です。とりあえず安くクロスバイクに乗ってみたいという人にオススメしたい一台です。
定価(税抜き):¥45,000
重量:12.4kg
タイヤ:35C
RITEWAY SHEPHERD CITY (ライトウェイ シェファードシティ)
RITEWAY(ライトウェイ)は日本人による日本人の体型に合わせた自転車を出しているメーカーです。またデザイン面でも評価は高く今回紹介するシェファードシティはグッドデザイン賞を受賞しています。ルックスだけでなく駆動部分のほぼ全てがシマノ製のパーツで揃えられているので耐久性にも問題がありません。カラーリングも11色展開しており好みの一台を見つけられそうです。
定価(税抜き):¥53,000
重量:12.2kg
タイヤ:32C
Verza Speed 50(フェルト ベルザスピード 50)
創業者のジムフェルトはフレームの魔術師とも言われ、このエントリークラスのクロスバイク、ベルザスピード50にもそのフレームへのこだわりが見て取れます。一番の特徴はシートステーが弓なりになっていることで、地面からの衝撃を緩和してくれます。反面、設計自体は前傾姿勢が強めになることからスピードと快適性を両立させているクロスバイクと言えます。
定価(税抜き):¥55,800
重量:12.2kg
タイヤ:32C
FUJI PALLET(フジ パレット)
日本で生まれたメーカーFUJI(フジ)のPALLET(パレット)はFUJIを代表する定番クロスバイクです。個性的なカラーリングと癖が少ないジオメトリは初めてのクロスバイクにはうってつけかもしれません。駆動周りのパーツはシマノ製で統一されており耐久性も問題ないです。
定価(税抜き):¥58,000
重量:10.8kg
タイヤ:28C
SPECIALIZED SIRRUS(スペシャライズド シラス)
SPECIALIZEDはアメリカの老舗ブランドで元々はMTBが主力でしたが近年はロードにも力を入れ現在はロードレーサー界では定番のメーカーになっています。そんなSPECIALIZEDが出しているクロスバイク、シラスは初めてクロスバイクに乗る人にも優しい設計になっています。32Cのタイヤと人間工学に基づいたサドルとグリップ、長めのホイールベースと乗り心地の良さが期待出来るクロスバイクです。ハンドル位置は高めなので深い前傾を取る必要もありません。
定価(税抜き):¥59,400
重量:12.5kg
タイヤ:32C
コスパで選ぶなら?
No.1はジオス ミストラル
コスパで選ぶならジオスのミストラルが一歩抜けてます。重量は10.8kgでこのクラスでほぼ最軽量でありながらパーツは隅々までシマノ製で揃えられています。
中でも注目したいのはこの値段でホイールまでシマノ製のWH-R501が付いていることです。WH-R501は別途購入するならそれだけで1万円以上します。エントリークラスのこの値段でここまでいいパーツが付いているクロスバイクは今回調べた限りありません。
またミストラルは通販や大手サイクルショップでの値引きが比較的、積極的に行われているので実売3万円台で手に入れれるチャンスもあると思います。
次点でジャイアント エスケープR3
人気が高いクロスバイクだけあってコスパも抜群なエスケープR3。基本的な仕様はジオス ミストラルと似てますがクランク、ホイール、ブレーキはミストラルのシマノ製に対してエスケープR3は他のブランドのものが使われているので、その部分は劣ります。
しかしフレームに関してはハイドロフォーミング製法と呼ばれる技術が用いられているエスケープR3は高い剛性があり実際にスピードが出しやすいと評判です。
通勤、通学には?
通勤、通学用のクロスバイクは
- パンクしない
- 疲れにくい、乗り心地が良い
- 泥ヨケ、カゴのオプションパーツが付けれる
この辺りが重要だと思います。そこで条件に一致するクロスバイクはブリヂストン シルヴァをオススメします。シルヴァは32Cのパンクガード付きタイヤで乗り心地も良くカゴ、泥ヨケの純正パーツが用意されています。主要パーツもシマノ製で揃えられているので毎日の使用に対しての耐久性もあります。
デザインで選ぶなら?
見た目は主観によりますので好きなものでいいと思いますが一般的にデザインが評価されているのはライトウェイ シェファードシティ、ビアンキ カメレオンテ、ライトウェイ シェファードシティ辺りが挙げられます。