近年人気が上がり定着しつつあるクロスバイクですが今回はクロスバイクの特徴や基本的なことについてまとめてみました。特にこれから初めてクロスバイクを購入予定の人は一通り目を通してみて下さい。
クロスバイクとは?
クロスバイクの語源はロードバイクとマウンテンバイクの二つをクロスさせたような自転車であることから、そう呼ばれているようです。速さを追求するロードバイクと悪路にも対応出来るマウンテンバイクの丁度、中間的存在の自転車だとイメージするとわかりやすいと思います。
またママチャリのようなシティサイクルとそう遠くない立ち位置でスポーツ車ではありながらもロードバイクやマウンテンバイクよりも比較的馴染みやすいカジュアルなスポーツ自転車とも言えます。
クロスバイクの特徴
では具体的にクロスバイクにどんな特徴があるか挙げていきます。
扱い易いフラットバーハンドル
クロスバイクのハンドルはシティサイクルで言うトンボと同じ形のフラットバーハンドルが採用されています。フラットバーハンドルは安定感と操作感に優れるので始めてのスポーツバイクであっても違和感無く乗り出すことが出来ます。
太目のタイヤ
クロスバイクに標準でついているタイヤは30C~34C(幅30~34mmの意味)くらいまでのスポーツ車としてはやや太目のタイヤがついていることが多いです。ママチャリのタイヤは幅34mmくらいが一般的ですのでママチャリとそこまで大差無いということになります。
タイヤが太いので安定感があり乗り心地や良いのは勿論のことパンクに対しても強いというメリットがあります。
ゆったりとした乗車姿勢
スポーツ自転車というときつそうな前傾姿勢で乗車しているイメージがあるかもしれませんがクロスバイクはそこまできつい前傾姿勢をとることはありません。ママチャリよりは体を前傾させる必要はありますがロードバイク程、きつい前傾姿勢では無いので視野が広くなり余裕を持って走行が出来ます。
手ごろな値段
クロスバイクはロードバイクやマウンテンバイクと比べると値段が安い傾向にあります。クロスバイクの中心価格帯は5万円~10万円程度ですがロードバイクは10万円~20万円程度が中心価格帯なのでクロスバイクは手が出しやすいスポーツバイクになっています。
豊富なギア数
クロスバイクは前が3段階、後ろが8段階の計24段階のギアが搭載されていることが多く、このことにより急な坂も楽に登ることが可能でスピードを出したい時も重いギアを選べばかなりのスピードを出すことも可能です。要は幅広い走り方に対応出来る仕様になっています。
快適な走行性能
ママチャリしか乗ったことが無い人が初めてクロスバイクに乗ると、楽に前に進む推進力に驚くでしょう。それ程ママチャリとクロスバイクは走りが違いますが、だからと言って乗り心地が悪いということは無く、スピードを保ちつつも快適に走行出来るのがクロスバイクの特徴と言ってもいいでしょう。
クロスバイクのスピード
自転車で走るスピードはモデルや個人の体力によって大きく異なりますが、今回は大体の目安をお話ししたいと思います。
シティサイクルのスピード
まずママチャリで街中を走っている人たちがどれくらいのスピードで走っているかですが、これは大体13~20km/h位で走っています。普通に漕ぐと15km/h前後でちょっと急ぎ目で漕いでいる人は20km/h位で走っています。
クロスバイクのスピード
対してクロスバイクは20km/h~30km/hの間で走行することが多いです。普通に漕いでいても20km/h前後で少し息が弾む程度で漕ぐと25~30km/h位のスピードで走行することが可能です。数字だけだとわかり辛いかもしれませんが自転車の時速5kmの違いは体感すると、かなり大きな違いがあります。
また同じ20km/hでもママチャリとクロスバイクでは使っている体力が段違いなので楽に遠くまで速く走ることが出来ます。
ロードバイクのスピード
最後にロードバイクのスピードですがロードバイクは速さを追求した自転車なのでクロスバイクよりも速く走れることは言うまでもありません。具体的にはクロスバイクよりも5km/h程度速く走るという認識で良いと思います。
【まとめ】クロスバイクの楽しみ方
クロスバイクはスポーツ車でありながら手軽に幅広い楽しみ方が出来る自転車だと言えます。
具体的に以下のような方にオススメしたいです。
- とにかくスポーツ自転車を体験したい人
- 通勤、通学、買い物などの移動を楽にしたい人
- ランニングや散歩を自転車エクササイズに変えたい人
- 気軽にサイクリングを楽しみたい人
- 街中でも乗りやすい自転車が欲しい人
要は万人に向いている取っ付きやすさがクロスバイクの最大の魅力と言ってもいいのではないでしょうか。