よくクロスバイクを買う時の予算額として最低でも5万円からという金額が目安として挙げられますが、今回はその理由を解説したいと思います。
クロスバイクの予算額が5万円からと言われる理由
それは主要な自転車メーカーが出しているエントリークラスの一番値段が安いクロスバイクの値段が大体、定価で5万円~だからです。
実際に各メーカーのエントリークラスのクロスバイクの値段を見てみます。
メーカー | モデル名 | 価格(税込み) |
ブリジストン | CILVA F24 | ¥52,800 |
ライトウェイ | シェファードシティ | ¥53,000 |
FUJI | PALLETE | ¥58,000 |
GIANT | ESCAPE R3 | ¥50,000 |
MERIDA | CROSSWAY 100-R | ¥53,900 |
Bianchi | CAMELEONTE1 | ¥69,000 |
GIOS | MISTRAL | ¥51,000 |
ルイガノ | CHASSE | ¥52,000 |
TREK | FX 1 | ¥49,000 |
このように各メーカーのエントリークラスのクロスバイクを並べた場合、大体が5万円台からとなっています。実売価格はこれより10~15%程安いと思いますが、ちゃんとしたクロスバイクを買おうと思ったら最低でも5万円前後は必要ということになります。
5万円未満のクロスバイクはどうか
例えば予算が3万円と限られている場合、選択肢はどうかというと、やはり販売実績が乏しいメーカーやショップのオリジナル品など選択肢が極端に少ないのが現状です。それらのクロスバイクは時にルックスクロスバイクとも呼ばれ、見た目はクロスバイクだけども性能が伴っていない商品が多いことも事実です。
では具体的に上に挙げた実績があるメーカーから出された5万円前後のクロスバイクとルックスクロスと呼ばれるクロスバイクではどの辺りが違うのかまとめてみます。
付いているパーツの差
一番見てわかりやすいのが自転車についているパーツの差です。代表的なメーカーから出されているクロスバイクの主要パーツは全てでは無いにしろ大体シマノ製のパーツがついています。対してルックスクロスと言われるようなクロスバイクはシマノ製がギアの変速機くらいで他が無名メーカーのことが多いです。このシマノ製がついているかどうかで、その自転車の評価がわかりますので、初心者の人はまずパーツにシマノ製がついているかどうか注目するとその自転車が買うべきかどうか判断出来るかもしれません。
フレームの差
パッと見ではフレームの違いはわかりにくいですがフレームの違いで踏んだときの力の伝わりやすさや耐久性、溶接・塗装の正確さなどは大幅に変わってきます。この辺りもやはり実績があるメーカーのものを買った方が安心と言えます。
重量の差
主要パーツにシマノ製が使われていてかつ、3万円台のクロスバイクも販売されていますが、重量が15kgなどになっているパターンを良く目にします。15kgくらいですとママチャリとそこまで変わらない重量になりますからクロスバイクの快適性、爽快感は大きく損なわれた中途半端な自転車になっている恐れがあります。
まとめ
初めてクロスバイクを買おうとし予算を3万円台にしてしまうと却って中途半端な買い物になってしまうことは否めません。将来性や安全性を含めて考えると、やはり5万円台のクロスバイクを買った方が長期的に見ればお買い得になるのが一般論になると思います。
もちろん例外はあると思いますので、そのようなクロスバイクを見つけたらスペックを細かく確認した上で実車を見て試乗させて貰う方がいいかもしれません。